2011年11月19日
14話目、突入〜(笑)
ケータイ小説サイト『おりおん☆』で公開のオリジナル小説『star spirits 〜Conflict編〜』も、14話目〜♪♪♪
…で、、、
この14話目の冒頭にある、登場人物達の『不思議体験』なのですが、、、
実をいうと、この話、私が実際に体験した事(!)をベースにしています…
ただ…、、、
当時、何人かの友人や姉にこの話をしても、
「夜中だから、寝ぼけてたんじゃないの〜?」
と一笑されてしまいました(泣)
でも、、、
この日を境に、私は『不思議な夢』を見るようになってしまいました…
寝ぼけていたにしても、何にせよ、『star spirits』という言葉がずっと耳に残っていて、、、
更に、『不思議な夢』の中に出てくる少年達が、一体何者であるのかも、長年、気になっていて、、、
「いつか、この事を、何らかのカタチで書きたい…」
そんな思いを抱き続けるようになっていました…
…もしかしたら、あの『不思議な夢』に出てきた事も、少年達も、この世には存在しないのかもしれないけど、、、
私が書かなければ、本当に存在しない事になってしまう気がしてならなかった…
書く事によって、『star spirits』の意味する事も、見つけられる、、、
何より、私が、私でいられるような気がする…
作品を書く事を決心するまでに、長い年月がかかってしまいました…
もし、あの当時に書いていたら…???
…何度もそんなふうに思った事もありましたが、、、
あの頃の私は、冷静な判断なんて出来るような年齢ではなかったし、、、社会の常識とか、大人のズルさみたいなものも、まだ知らない年齢でした…
それに、、、
当時は、今みたいに自由にNetを使えるような環境も整っていなかったし、書いていたとしても、作品を発表するような媒体は、限られていました…
なので、、、
まず、私がした事と言えば、、、
中3の、『受験勉強』の真っ只中、友人とオリジナルのポエムを作ったり、高校入学後は、某新聞社の『読者コーナー』に、自作のポエムや短編小説を投稿しまくったりして、少しずつ、『土台作り』みたいな事をしていました…
高校2年の頃、転校をキッカケに、様々な『小説大賞』の募集をチェックしては、長編小説を書いて応募してみたり…
何度も、諦めかけた事もありましたが、、、
3年程前、『おりおん☆』のサイトを見つけてから、それまで書き溜めていた作品を、少しずつ、手直ししながら公開するようになりました…
…長くなってしまいましたが、、、
是非、『おりおん☆』(http://de-view.net/)にアクセスして、一度読んでみて下さい♪♪♪
…って、、、↑↑↑何だか、宣伝みたいだしっっっ(笑)
…で、、、
この14話目の冒頭にある、登場人物達の『不思議体験』なのですが、、、
実をいうと、この話、私が実際に体験した事(!)をベースにしています…
ただ…、、、
当時、何人かの友人や姉にこの話をしても、
「夜中だから、寝ぼけてたんじゃないの〜?」
と一笑されてしまいました(泣)
でも、、、
この日を境に、私は『不思議な夢』を見るようになってしまいました…
寝ぼけていたにしても、何にせよ、『star spirits』という言葉がずっと耳に残っていて、、、
更に、『不思議な夢』の中に出てくる少年達が、一体何者であるのかも、長年、気になっていて、、、
「いつか、この事を、何らかのカタチで書きたい…」
そんな思いを抱き続けるようになっていました…
…もしかしたら、あの『不思議な夢』に出てきた事も、少年達も、この世には存在しないのかもしれないけど、、、
私が書かなければ、本当に存在しない事になってしまう気がしてならなかった…
書く事によって、『star spirits』の意味する事も、見つけられる、、、
何より、私が、私でいられるような気がする…
作品を書く事を決心するまでに、長い年月がかかってしまいました…
もし、あの当時に書いていたら…???
…何度もそんなふうに思った事もありましたが、、、
あの頃の私は、冷静な判断なんて出来るような年齢ではなかったし、、、社会の常識とか、大人のズルさみたいなものも、まだ知らない年齢でした…
それに、、、
当時は、今みたいに自由にNetを使えるような環境も整っていなかったし、書いていたとしても、作品を発表するような媒体は、限られていました…
なので、、、
まず、私がした事と言えば、、、
中3の、『受験勉強』の真っ只中、友人とオリジナルのポエムを作ったり、高校入学後は、某新聞社の『読者コーナー』に、自作のポエムや短編小説を投稿しまくったりして、少しずつ、『土台作り』みたいな事をしていました…
高校2年の頃、転校をキッカケに、様々な『小説大賞』の募集をチェックしては、長編小説を書いて応募してみたり…
何度も、諦めかけた事もありましたが、、、
3年程前、『おりおん☆』のサイトを見つけてから、それまで書き溜めていた作品を、少しずつ、手直ししながら公開するようになりました…
…長くなってしまいましたが、、、
是非、『おりおん☆』(http://de-view.net/)にアクセスして、一度読んでみて下さい♪♪♪
…って、、、↑↑↑何だか、宣伝みたいだしっっっ(笑)
2011年03月17日
『地震雲』と思しき雲がっっっ(恐)
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/images/satellite.html?c=0
…↑↑↑の『Yahoo』の天気にある『衛星画像』を見てみたら、、、日本列島に、終日、『地震雲』と思われるものが…
やっぱ、、、家に帰る途中、空を見上げた時に見えたのは、、、
しかも、時間毎に見てみると、、、『地震雲』と思しき雲が、南下してるようにも見えてくる…
明日は、震災からちょうど1週間…
皆さん、注意して下さいっっっ!!!
…↑↑↑の『Yahoo』の天気にある『衛星画像』を見てみたら、、、日本列島に、終日、『地震雲』と思われるものが…
やっぱ、、、家に帰る途中、空を見上げた時に見えたのは、、、
しかも、時間毎に見てみると、、、『地震雲』と思しき雲が、南下してるようにも見えてくる…
明日は、震災からちょうど1週間…
皆さん、注意して下さいっっっ!!!
2011年01月15日
本日より公開スタート!!! 『R・I・S・K』 ~あらすじ~
小学時代、白石北中の不良達とともに、暴力教師の大瀬を集団リンチしてから、不良グループの連中とつるむようになった、竜次と洋次は、番長の司に対して、少しずつ不満と疑問を抱くようになっていた…
そんな中…、
謎の3人組が…
好美が何故、『Dark Tiger』と呼ばれるようになったのか…???
その全貌が、今、明かされる…!!!
そんな中…、
謎の3人組が…
好美が何故、『Dark Tiger』と呼ばれるようになったのか…???
その全貌が、今、明かされる…!!!
2011年01月15日
R・I・S・K ~No.15&エピローグ~
少年達は、その男を見て顔を青くし、腰を抜かしそうになりながら逃げていった。
「うっ…!」
その男は、あの暴力教師の大瀬だった。大瀬は、司達から集団リンチを受けた後、生徒達に暴力を振るっていた事がバレて『懲戒免職』となり、教師としての資格を剥奪されてしまったのである。
更に、ショックを受けた妻と子供達は、大瀬のもとを去ってしまい、大瀬の、司達に対する『逆恨み』は、計り知れなかった。
「お前らみたいな人間のクズは、俺がこの場で成敗してやるっ…!」
大瀬はそう言いながら、家から持ってきた出刃包丁を、ゆっくりポケットから取り出し、握りしめると、不気味な笑みを浮かべた。
「やっ、やめろっ…!」
司は、恐怖のあまり腰が抜け、動けなくなってしまった。次の瞬間、大瀬は司の腹にめがけて包丁を振り下ろした。
「この虫ケラどもがーっ…!」
大瀬は、気でも狂ったかのように笑い叫びながら、抵抗出来なくなった司の体を、何度も突き刺した。
警察が駆けつけた時、大瀬は身体じゅうに返り血を浴び、笑っていた。大瀬はすぐに、殺人未遂の現行犯で逮捕された。
司は、救急車で運ばれ、一命を取りとめたものの、ショックのあまり気が狂ってしまい、傷がある程度軽くなると、精神科病棟へ移された…。
病院に顔出しに来ていた文人から司の話を聞かされた竜次は、背筋がゾッとした。
――一歩間違えてたら、俺と洋次も…――
そう思いながら、窓の外の景色を眺めていた。
「植村さんね、番長を引き受けたみたい♪ これからは、今までみたいなカツアゲとか、集団リンチとかさせないって、そう言ってたよ♪」
「…そうか…。アネゴなら、大丈夫だろう…」
竜次は、フッと笑いながらそう言った。
文人は、眠くなったのか、あくびをしながら竜次のベッドに潜り込んだ。
「あったか~い…♪」
文人は、ニコッと笑いながら、スヤスヤと眠ってしまった。
「おいっ、文人っ…?」
竜次は、慌てて起こそうとしたが、文人が気持ち良さそうに眠ってしまったので、やめておいた。竜次は、文人の安心しきった寝顔を見て、顔を真っ赤にした。
――まったく…――
竜次は、文人を思わずギュッと抱きしめたまま、そのままウトウトと眠ってしまった。
その時、珍しく顔出しに来ていた好美達は、病室に入ろうとした際に2人の様子を見てしまい、足音を立てないよう、ソ~ッと入ってきた。
「ホント、仲良いんだね~♪」
好美は、小声でそう言い、笑い出しそうになるのを必死で堪えていた。
「あっ♪ そ~うだ♪」
洋次は、カバンの中から使い捨てカメラを取り出し、ニヤッと笑みを浮かべた。そして、二人の寝顔を、何枚か写した。
「ちょっと、洋次、やめなってば…!」
忍も、そう言いつつ笑いすぎてお腹が痛くなってきた。
3人は我慢の限界になり、急いで病室を出てロビーに来ると、一斉に笑い出した。
エピローグ
竜次が退院する日、文人だけでなく、好美と忍、洋次も病院に来ていた。
その際、文人以外の3人は、ニヤッと笑みを浮かべていた。
「何? どうしたんだ?」
竜次が不思議そうに首をかしげると、洋次は、カバンの中から写真を取り出した。その写真は、病室のベッドで竜次と文人が抱き合って眠っている時に、洋次がこっそり写したものだった。
竜次と文人は写真を見て、カァーッと顔を真っ赤にした。
「洋次~っ、お前な~っ!」
「ゲッ! ヤバいっ!」
竜次が顔を真っ赤にして怒りまくったので、洋次は逃げ回り、竜次は松葉杖を放り投げて追いかけた。文人は、慌てて松葉杖を拾うと、竜次の後を追った。
その時、竜次は階段から足を踏み外した。
「危ないっ…!」
文人は、思わず手を伸ばし、竜次の服を掴んだが、バランスを崩し、竜次と一緒に勢いよく階段から転げ落ちてしまった。
「ちょっと、大丈夫っ…?」
好美が竜次を起こした際、竜次は、脚に激痛が走ったのか、かなり痛がっていた。文人も、左腕を押さえながら起き上がっていた。
急いで2人を検査した結果、竜次は治りかけていた脚の骨が再び骨折してしまい、文人は左腕の骨にヒビが入っていたので、2人とも同じ病室に入院する事になってしまった。
2人が退院する頃、札幌にもようやく春が訪れていた…。
「うっ…!」
その男は、あの暴力教師の大瀬だった。大瀬は、司達から集団リンチを受けた後、生徒達に暴力を振るっていた事がバレて『懲戒免職』となり、教師としての資格を剥奪されてしまったのである。
更に、ショックを受けた妻と子供達は、大瀬のもとを去ってしまい、大瀬の、司達に対する『逆恨み』は、計り知れなかった。
「お前らみたいな人間のクズは、俺がこの場で成敗してやるっ…!」
大瀬はそう言いながら、家から持ってきた出刃包丁を、ゆっくりポケットから取り出し、握りしめると、不気味な笑みを浮かべた。
「やっ、やめろっ…!」
司は、恐怖のあまり腰が抜け、動けなくなってしまった。次の瞬間、大瀬は司の腹にめがけて包丁を振り下ろした。
「この虫ケラどもがーっ…!」
大瀬は、気でも狂ったかのように笑い叫びながら、抵抗出来なくなった司の体を、何度も突き刺した。
警察が駆けつけた時、大瀬は身体じゅうに返り血を浴び、笑っていた。大瀬はすぐに、殺人未遂の現行犯で逮捕された。
司は、救急車で運ばれ、一命を取りとめたものの、ショックのあまり気が狂ってしまい、傷がある程度軽くなると、精神科病棟へ移された…。
病院に顔出しに来ていた文人から司の話を聞かされた竜次は、背筋がゾッとした。
――一歩間違えてたら、俺と洋次も…――
そう思いながら、窓の外の景色を眺めていた。
「植村さんね、番長を引き受けたみたい♪ これからは、今までみたいなカツアゲとか、集団リンチとかさせないって、そう言ってたよ♪」
「…そうか…。アネゴなら、大丈夫だろう…」
竜次は、フッと笑いながらそう言った。
文人は、眠くなったのか、あくびをしながら竜次のベッドに潜り込んだ。
「あったか~い…♪」
文人は、ニコッと笑いながら、スヤスヤと眠ってしまった。
「おいっ、文人っ…?」
竜次は、慌てて起こそうとしたが、文人が気持ち良さそうに眠ってしまったので、やめておいた。竜次は、文人の安心しきった寝顔を見て、顔を真っ赤にした。
――まったく…――
竜次は、文人を思わずギュッと抱きしめたまま、そのままウトウトと眠ってしまった。
その時、珍しく顔出しに来ていた好美達は、病室に入ろうとした際に2人の様子を見てしまい、足音を立てないよう、ソ~ッと入ってきた。
「ホント、仲良いんだね~♪」
好美は、小声でそう言い、笑い出しそうになるのを必死で堪えていた。
「あっ♪ そ~うだ♪」
洋次は、カバンの中から使い捨てカメラを取り出し、ニヤッと笑みを浮かべた。そして、二人の寝顔を、何枚か写した。
「ちょっと、洋次、やめなってば…!」
忍も、そう言いつつ笑いすぎてお腹が痛くなってきた。
3人は我慢の限界になり、急いで病室を出てロビーに来ると、一斉に笑い出した。
エピローグ
竜次が退院する日、文人だけでなく、好美と忍、洋次も病院に来ていた。
その際、文人以外の3人は、ニヤッと笑みを浮かべていた。
「何? どうしたんだ?」
竜次が不思議そうに首をかしげると、洋次は、カバンの中から写真を取り出した。その写真は、病室のベッドで竜次と文人が抱き合って眠っている時に、洋次がこっそり写したものだった。
竜次と文人は写真を見て、カァーッと顔を真っ赤にした。
「洋次~っ、お前な~っ!」
「ゲッ! ヤバいっ!」
竜次が顔を真っ赤にして怒りまくったので、洋次は逃げ回り、竜次は松葉杖を放り投げて追いかけた。文人は、慌てて松葉杖を拾うと、竜次の後を追った。
その時、竜次は階段から足を踏み外した。
「危ないっ…!」
文人は、思わず手を伸ばし、竜次の服を掴んだが、バランスを崩し、竜次と一緒に勢いよく階段から転げ落ちてしまった。
「ちょっと、大丈夫っ…?」
好美が竜次を起こした際、竜次は、脚に激痛が走ったのか、かなり痛がっていた。文人も、左腕を押さえながら起き上がっていた。
急いで2人を検査した結果、竜次は治りかけていた脚の骨が再び骨折してしまい、文人は左腕の骨にヒビが入っていたので、2人とも同じ病室に入院する事になってしまった。
2人が退院する頃、札幌にもようやく春が訪れていた…。
2011年01月15日
R・I・S・K ~No.14~
「この、卑怯者っ…!」
洋次は、司の様子を見て思わずそう叫んでしまった。
「うるさいっ、お前こそ、裏切り者じゃないかっ…!」
司は逆上し、洋次に向けてナイフを投げつけた。そのナイフは、洋次の左側の頬をかすめて、洋次の頬からツーッと血が流れた。
「…何してんのよっ…!」
それを見た好美は、完全にブチ切れ、司の顔に思い切りカウンターパンチを食らわせた。司は、その一撃で気を失い、その場に倒れた。
その様子を、周りにいた連中が一部始終見ていた。一人ずつ好美のもとへ歩いてくると、何を思ったのか、副番長の少年が、好美の前でひざまずいた。
「…今日から、アンタが番長だっ…」
「えっ…?」
好美が唖然としていると、他の連中も副番長に同意し、歓声を上げた。
「ちょっ、ちょっと、待ってよっ! そんな事勝手にっ…」
好美が慌てふためいていると、洋次がいつの間にか駆け寄ってきていて、勢いよく好美を肩車した。洋次の思わぬ行動に、忍達も驚いてしまった。
「コラッ、バカッ! 洋次、降ろせ~っ!」
事態は収拾つかなくなってしまい、結局、全員一致で、好美は新しい番長にされてしまった…。
翌日、文人は竜次を、父親の勤める大学病院へ連れて行った。検査を受けた結果、竜次の肋骨と脚の骨に、広範囲でヒビが入っていた為、数ヶ月ぐらい入院する事になった。その間、文人は毎日病院に顔を出し、授業のノートを見せていた。
好美はというと、放課後、副番長を屋上に呼び出し、番長になるのを断ろうとしたが、
「頼みますよ~っ! 植村のアネゴが仕切ってくれないと、また司にメチャクチャにされてしまうっ…!」
そう泣き付かれてしまい、正体を明かさない等といった条件付きで、好美は渋々、番長を引き受ける事になってしまった。
洋次は、好美が番長になったので、不良グループに留まる事にした。そして、今のままでは、好美の強さにはとうていかなわないと思い、今まで以上に自主トレに励むようになった…。
司がタイマンで『Dark Tiger』に負けて、番長を退いた事は、札幌市内や近郊の不良達の間にまで知れ渡った。また、好美が『Dark Tiger』として番長になった事によって、不良グループの仲間も、皆、司から離れてしまっていた。
他校の不良や、敵対していた連中は、司が街中を歩いているのを見つけると、司に罵声をあびせたり、暴言を吐いたりしていた。
「この腰抜け~っ」
1人は、司の顔にツバをかけ、そう言い捨てた。
――くそっ…! これというのも、全てあの女のせいでっ…!――
司は、好美に復讐心を燃やしながら、街中を当てもなくうろついていた。
その時、後ろから歩いてきた数人の少年達が、司を取り囲み、いきなり蹴飛ばした。驚いて顔を上げると、それは、司に『不意打ち』に遭った上級生だった。
「せっ、先輩じゃないっすか…」
司がうろたえながら言うと、その少年は、ニヤッと笑った。
「後輩から話聞いたんだけどよ、不意打ちしたの、お前だったんだって…? 随分とナメたマネ、してくれたじゃないかっ…!」
少年はそう言うと、仲間と一緒に、司にヤキ入れした。
その最中、司の方へ歩いてくる、1人の中年男がいた。
――やっと、見つけたぞっ…!――
男は、上着のポケットに手を入れたまま、司の方へ近づいてきた。
洋次は、司の様子を見て思わずそう叫んでしまった。
「うるさいっ、お前こそ、裏切り者じゃないかっ…!」
司は逆上し、洋次に向けてナイフを投げつけた。そのナイフは、洋次の左側の頬をかすめて、洋次の頬からツーッと血が流れた。
「…何してんのよっ…!」
それを見た好美は、完全にブチ切れ、司の顔に思い切りカウンターパンチを食らわせた。司は、その一撃で気を失い、その場に倒れた。
その様子を、周りにいた連中が一部始終見ていた。一人ずつ好美のもとへ歩いてくると、何を思ったのか、副番長の少年が、好美の前でひざまずいた。
「…今日から、アンタが番長だっ…」
「えっ…?」
好美が唖然としていると、他の連中も副番長に同意し、歓声を上げた。
「ちょっ、ちょっと、待ってよっ! そんな事勝手にっ…」
好美が慌てふためいていると、洋次がいつの間にか駆け寄ってきていて、勢いよく好美を肩車した。洋次の思わぬ行動に、忍達も驚いてしまった。
「コラッ、バカッ! 洋次、降ろせ~っ!」
事態は収拾つかなくなってしまい、結局、全員一致で、好美は新しい番長にされてしまった…。
翌日、文人は竜次を、父親の勤める大学病院へ連れて行った。検査を受けた結果、竜次の肋骨と脚の骨に、広範囲でヒビが入っていた為、数ヶ月ぐらい入院する事になった。その間、文人は毎日病院に顔を出し、授業のノートを見せていた。
好美はというと、放課後、副番長を屋上に呼び出し、番長になるのを断ろうとしたが、
「頼みますよ~っ! 植村のアネゴが仕切ってくれないと、また司にメチャクチャにされてしまうっ…!」
そう泣き付かれてしまい、正体を明かさない等といった条件付きで、好美は渋々、番長を引き受ける事になってしまった。
洋次は、好美が番長になったので、不良グループに留まる事にした。そして、今のままでは、好美の強さにはとうていかなわないと思い、今まで以上に自主トレに励むようになった…。
司がタイマンで『Dark Tiger』に負けて、番長を退いた事は、札幌市内や近郊の不良達の間にまで知れ渡った。また、好美が『Dark Tiger』として番長になった事によって、不良グループの仲間も、皆、司から離れてしまっていた。
他校の不良や、敵対していた連中は、司が街中を歩いているのを見つけると、司に罵声をあびせたり、暴言を吐いたりしていた。
「この腰抜け~っ」
1人は、司の顔にツバをかけ、そう言い捨てた。
――くそっ…! これというのも、全てあの女のせいでっ…!――
司は、好美に復讐心を燃やしながら、街中を当てもなくうろついていた。
その時、後ろから歩いてきた数人の少年達が、司を取り囲み、いきなり蹴飛ばした。驚いて顔を上げると、それは、司に『不意打ち』に遭った上級生だった。
「せっ、先輩じゃないっすか…」
司がうろたえながら言うと、その少年は、ニヤッと笑った。
「後輩から話聞いたんだけどよ、不意打ちしたの、お前だったんだって…? 随分とナメたマネ、してくれたじゃないかっ…!」
少年はそう言うと、仲間と一緒に、司にヤキ入れした。
その最中、司の方へ歩いてくる、1人の中年男がいた。
――やっと、見つけたぞっ…!――
男は、上着のポケットに手を入れたまま、司の方へ近づいてきた。


